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登録有形文化財に

寒河江市役所庁舎

2017月7月24日掲載

 寒河江市の市役所庁舎が、21日に開催さ
れた文化審議会(文科省所管)で「登録有
形文化財(建造物)」に登録するよう松野
博一文部科学大臣に答申された。今後、文
化財登録原簿に登録され、官報で告示し正
式決定となる。登録有形文化財登録基準
は、空間構成が巧みな戦後モダニズム庁舎
として、<造形の規範となっている>こと
が答申理由となった。
 寒河江市役所庁舎は、1967年に黒川紀章
氏の設計により、当時の高松木材・寒河江
建設JVが施工を担当した。建物は、正方
形の3〜5F部分が宙に浮いたように見える
デザインで、半地下になっている1FにR
C造のコアシャフトを造り3F以上を支え
る構造を採用しており、延べ面積は5,08

8.75m2となっている。
 寒河江市は、14年に免震構造を採用した
耐震改修工事を実施しており、現役庁舎と
して普段使いしながら後世に継承していき
たいとしている。