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日東ベストに正式決定

寒河江市 中学校給食業務のプロポ

2010月7月12日掲載

 寒河江市は、来年度からの中学校給食に
向け、給食業務についてプロポーザルを実
施した結果、このほど日東ベスト(寒河江
市幸町4−27 内田淳社長)を契約事業者
に決定した。今後、8月18日までに見積
書、設計書等の提出を受け、8月末までに
契約を締結する。
 業務委託では、受託者が市内に調理場を
整備し、陵東中学校、陵西中学校、陵南中
学校の3校に、1日当たり約1,400食の給
食を調理、搬送する。実施日数は、1校当
たり年間約180日程度。委託期間は、23年
4月1日から33年3月31日までとなってい
る。
 同市では、小学校は自校調理方式として
いるが、中学校(陵東、陵南、陵西)で
は、牛乳のみの「ミルク給食」とし、家庭
の事情で弁当を持参できない生徒には一
部、弁当販売方式を取り入れている。これ
まで、食育の原点は家庭にあるという考え
方のもとに、こうした制度としてきたが、
共働きの家庭が増えているなどの社会環

境の変化から、中学校でも給食を取り入れ
てほしいという要望が市民から多く寄せら
れ、21年1月に就任した佐藤洋樹市長も公
約に掲げていた。21年1月28日に、佐藤市
長から市教育委員会に対し、中学校給食の
実施に向けた検討が要請され、これを受け
て、市教育委員会では、県内はもとより、
千葉や東京などの給食施設の視察を実施す
るとともに、6月には中学校給食検討専門
委員会を設置。自校調理方式や、共同調理
場方式、民設民営方式、家庭弁当と民設民
営方式の給食との選択方式などを検討して
きた。その結果、初期投資額が抑えられ、
民間のノウハウを生かした効率的な管理運
営が期待されるなどの理由から、民設民営
方式に決定、4月15日付でプロポーザル手
続き開始を公示、プレゼンテーション及び
ヒアリングを実施し、正式に決定した。
 各中学校の給食配膳室増築等改修工事に
ついては、7月13日10時から一般競争入札
が予定されている。