住宅の雪下ろし最優先で取り組んで
県土整備部 県建設業協会に要請
2011月1月27日掲載
山形県県土整備部は、1月26日付で、山
形県建設業協会に対し、住宅の雪下ろし等
に最優先で取り組むよう要請した。
少子高齢化が進む県内では、強い冬型の
気圧配置と寒波の影響のよる5年ぶりの大
雪が住民の生活に大きな影響を与え、連
日、高齢者の雪下ろし等除雪作業のよる事
故が報告されている。
久しぶりに穏やかな天候となった22、23
日の週末には、県内各地で住宅の雪下ろし
をする姿が見られ、寒河江市でも、市の排
雪場にその雪を運搬する軽トラックが行列
をなし、場内が一杯になる場面もあった。
若い世代が同居している所では、休みを利
用して処理することもできるが、高齢者だ
けの世帯では、とても対応できる状態で
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はない。特に、住宅が密集している地域で
は、家の前の道路の雪さえも、玄関前に背
丈ほども積み上げられ、これ以上、積雪が
増えればどこにも捨てられないような状況
になっている。
県では、1月21日に豪雪対策連絡会議
を、また、県土整備部においても1月24日
に道路雪害対策本部を設置、県民の安全安
心な生活を守るため、住宅の雪下ろし等に
最優先で取り組んでもらい、そのために県
土整備部発注工事について工期延長の必要
が生じた場合には、各総合支庁建設総務課
等に協議して対応する。
県建設業協会では、要請を受け、26日当
日に県内各支部を通じ、協会員に周知し
た。
