14年度の保証実績
東日本建設業保証山形支店
2015月4月20日掲載
東日本建設業保証山形支店は、14年度の
保証実績がまとまったことから発表した。
前払金保証については、前年度に比べ件
数で202件、金額で190億円、保証額で75
億円と全てにおいてマイナスとなった。過
去10年間で比較すると件数は6番目、請負
金額及び保証額は前年度に次いで2番目の
水準となっている。
発注者別でみると、国は件数で147件、
請負金額で184億円の減少となった。特に
山形河川国道事務所が111億円の減と大幅
減額を示しており、酒田河川国道事務所も
49億円減額したことが要因となった。反
面、山形県は件数で18件、請負金額で117
億円プラスとなっており、中でも教育庁94
億円、健康福祉部18億円増加したことが主
因となっているが、例年工事件数、金額と
もに大きい県土整備部が16億円減少してい
る。市町村では、件数で59件、請負金額で
116億円減少しており、特に酒田、米沢、
高畠、南陽、山辺、新庄が大きく減少し
![]()
た一方、鶴岡、中山、飯豊は大きく増加し
ており、大型プロジェクトの影響が大きい
といえる。
工事目的別請負金額をみると、「道路」
が95億円、「教育」が56億円、「庁舎」が
47億円の減少。工事種類別請負金額は、「
電気」57億円、「土木」54億円、「管」が
28億円の減少となった。請負金額を階層別
に分析すると「1〜5億円」の階層が件数で
102件、請負金額で154億円減少した。
また、中間前払金保証については件数、
請負金額ともに前年度を上回り、保証金額
は請負金額10億円以上の大型工事での利用
増加により、前年比58.8%増の66億円と
なり、過去最高の実績となった。特に市町
村は東北では初めてすべての自治体で制度
導入され、単年度実施率は74.2%、制度導
入以来の実施率は85.7%(30箇所)の実
績となった。
