災害時の対応学ぶ
東海林建設 専門家招き防災訓練
2011月5月14日掲載
東海林建設(天童市荒谷2789-1 東海
林清彦社長)は5月14日、本社内で天童市
消防本部から担当者を招き、防災訓練を行
った。東日本大震災の発生を受け、社員の
技術の向上とともに、地域社会に貢献して
いけるよう企画された。
当日は、社員42人が参加した。講師に
は、東日本大震災が起きた後、実際に大船
渡で救助活動を行った天童市消防署の原田
啓之副主幹が招かれた。原田講師は「地震
が起きた時、一番大事なことは、まず自分
の身を守ること。手が届く範囲に火があれ
ば消してほしいが、それは揺れが収まって
からでも間に合う。震災が起こると、ライ
フラインは、なかなか復旧しないため、飲
料用やトイレ用の水、避難する時のための
スリッパ、懐中電灯や電池、ラジオ、ある
程度の食糧、小銭、手袋、ビニル袋などを
入れた非常持ち出し袋を準備しておくこ
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とが大事。また、意外に使えるのがラップ
やウエットティッシュ。ラップは、怪我を
した場合の止血や骨折した時の固定にも使
える。職場では、日頃からの整理整頓も重
要」と心構えを講話した。
その後、災害が発生したと想定して、11
9番通報や屋外への避難を行った。原田講
師からは各自の判断で行動するようにとの
指示があっただけで、訓練がスタート。訓
練とは分かっていても、通報時にとっさに
住所が出てこなかったり、避難しようと思
っても、外側からドアの鍵がかかっていて
外に出れなかったり。原田講師は「実際に
動いてみて分かったと思うが、日頃から避
難経路の確認や、通報したり安否確認する
役割を決めておくことが重要だ」と話し
た。続いて、消火器を使っての初期消火訓
練が行われた。


