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改築も視野に内部で事業プラン

篠田病院 北病棟の耐震化整備

2010月3月18日掲載

 医療法人篠田好生会(山形市桜町2−68
 篠田昭男理事長)は、山形市桜町地内の
篠田総合病院北病棟の耐震化を計画し、改
築も含め、内部で検討を進めている。
 同病院は、2次救急医療を行う救急告示
病院に指定されており、災害拠点病院や救
急救命センター等の耐震化を進める国の動
きに合わせて立案した。
 既存の北病棟は、新耐震基準以前の昭和
53年に建設された施設で、規模は、RC4F
約3,280u。平成19年に耐震診断(担当
=清水建設設計部)を行った結果、強度不
足が判明していた。
 厚生労働省は、21年度の補正予算で総額
約122,200,000,000円の医療施設耐震

化臨時特例交付金を創設、22年度末までに
拠点病院と救急救命センターのうち、71.5
%の施設で耐震化を済ませる目標を掲げて
いる。山形県内で、この交付金の対象とな
るのは、同病院の1施設のみで、先日可決
した県の22年度当初予算では、医療施設耐
震化特例交付金事業費として212,793,000
円が計上されている。
 県の予算可決を受け、今後、内示を待っ
て交付申請を行うとともに、内部で事業プ
ランをまとめ、早期具体化を図る方針。県
からの正式な交付決定は、22年秋ごろにな
る見通し。

昭和53年に建設された北病棟
▲昭和53年に建設された北病棟