土地利用方針を見直し
蔵王みはらしの丘
2010月2月22日掲載
平成13年度から土地区画整理事業が進め
られている「蔵王みはらしの丘」地区の土
地利用計画が大幅に変更された。少子高齢
化など、近年の社会経済情勢の変化に弾力
的に対応するため、山形県、山形市、上山
市、都市再生機構の4者で検討が進められ
てきたもので、2月9日の山形市都市計画審
議会で了承された。
対象となった区域は、まだ整備が本格化
していない不動川南部で、上山山形西天童
線沿いの約15.8haを準住居地域から、沿
道業務地区として店舗やサービス施設、事
務所、研究所・工場などを誘致できるよう
準工業地域に変更。この区域は、大規模集
客施設(床面積の合計が10,000m2を超え
る劇場・映画館・店舗・遊技場等)が規制
される特別用途地区となる。また、松原四
ツ谷線沿いの約6.6haは、第1種低層住
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居専用地域から、戸建て住宅のほか、社宅
やアパート等も立地できる第2種中高層住
居専用地域に、さらに第1種低層住居専用
地域約7.7haおよび第2種中高層住居専用地
域約1.7haの計約9.4haを、健康・福祉・
交流促進地区として誘導していくため、第
2種住居地域に変更した。
今年1月現在、蔵王みはらしの丘地区に
は、約370世帯、1,400人が居住しており
、事業進捗状況は、20年度末累計実績で約
80%(工事費ベース)となっているが、景
気低迷の影響で、当初の計画通り、今後も
住宅地開発を進めても、想定通りに分譲が
進まないのではないかとの判断から、昼
間・交流人口の増加を図るため、産業・商
業施設を誘導しようというもの。

