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下水管渠の長寿命化へ

山形市 市内3地区のカメラ調査を委託

2010月1月25日掲載

 山形市は、市内の老朽化している下水道
管の効率的な再整備を行うための管路長寿
命化計画の策定を進めているが、その前段
となる市内3地区の改築診断調査(カメラ
調査)について1月25日に入札した結果、
緑町1丁目地内ほかを対象とした改築診断
調査委託(1)は9,150,000円で丸吉、
桧町4丁目地内ほかを対象とした同(2)
は8,500,000円で環清工業、小白川町1丁
目地内ほかを対象とした同(3)は9,090
,000円で中央特殊興業に決めた。
 20年度末の山形市内の下水管渠は、延長
にして1,256kmが布設されており、初期
に整備した地域では、ヒューム管や陶管も
使われており、その老朽化が懸念されてい
る。地中に埋設されているだけに、なかな
か実態がつかめないこともあり、その

材質、建設年度、重要度などを考慮し、順
次、調査を実施しながら、効率的な長寿命
化を図っていこうというもの。昨年、基本
計画となる市公共下水道管路長寿命化策定
業務を委託(担当=エイト日本技術開発、
履行期限=21年12月21日)しており、そ
の基本計画に基づいた具体的な調査とな
る。
 各地区とも、重要度などを考慮して5〜6
kmを対象に調査が実施されることになって
いる。履行期限は、いずれも22年3月26日
まで。
 市では、22年度以降も、順次、調査を進
め、23〜24年度ごろには、修繕・改築に向
けた具体的な計画を策定していく方針だ。